aptの設定で四苦八苦しました。
aptはパッケージ管理ユーティリティで、外からパッケージを落としてくれるのはもちろん、他のパッケージとの依存関係を調べてくれて必要なものまとめてインストールしてくれます。debianが初めて使うlinuxなのであんまりこの恩恵を体感してない気がする。
aptのサーバ(パッケージ落としてくるところ)の設定は
/etc/apt/sources.list
このファイルで行います。世界中にdebianのミラーサーバがあるので、適当な所(日本なら日本のミラーかと)に設定変更し、効率化を謀りましょう。
現在の私の設定はこんな。
roots:/etc/apt# cat sources.list
deb http://ring.fujixerox.co.jp/pub/linux/debian/debian stable main contrib non-free
deb http://ring.fujixerox.co.jp/pub/linux/debian/debian-non-US stable/non-US main contrib non-free
deb http://ring.fujixerox.co.jp/pub/linux/debian/debian-jp stable-jp main contrib non-free
deb http://ring.fujixerox.co.jp/pub/linux/debian/debian proposed-updates main contrib non-free
deb http://security.debian.org/ stable/updates main contrib non-free
deb http://ring.fujixerox.co.jp/pub/linux/debian/debian sarge main contrib non-free
deb http://ring.fujixerox.co.jp/pub/linux/debian/debian-non-US sarge/non-US main contrib non-free
これを保存し、
# apt-get update
でデータベース更新して設定完了。あとは好きなようにapt-get! apt-get!
以下手順の詳細です。
まずサーバの探し方は、apt-spyやwget、netselectってパッケージ使います。各ミラーサーバにping送って速度測るらしいよ。主にこのnetselectに詳しいページを参考にしました。
とりあえず日本ではリングサーバが使えるようなのでfujixeroxのdebianミラーを使うことにしました。各サーバごとにsources.listのフォーマットが用意してあるのでこれを参考に設定(fujixeroxのフォーマット)。先に示したsources.listの前半部はこれの書き写しです。
但し、上のフォーマットでは設定が全てstable中心になっていました。
debian使うなら知ってて当然ですが、debianにはstable、testing、unstableっていうディストリビューションから成り立っていて、現在
unstable -- "sid"
testing -- "sarge"
stable -- "woody"
(カーネルのソースが見付からなかったのは、sargeのカーネル使いながらそのソースをwoodyで探してたのが原因だったようです。)
さて、というわけでsources.listにsargeを加える事にしました。このサイト(このサイトは日本語化など、色々な点でお世話になっています)を参考にして以下の二行を追加。
deb http://ring.fujixerox.co.jp/pub/linux/debian/debian sarge main contrib non-free
deb http://ring.fujixerox.co.jp/pub/linux/debian/debian-non-US sarge/non-US main contrib non-free
ここで注意しておくことは、この二行ではディストリビューションを"sarge"と指定しているのに対し、先のfujixeroxのフォーマットでは"stable"と書いていることです。ゆくゆくsargeがstableになった場合(てか5/30/2005になるらしい)内容が重複してしまいます。まあしばらくsargeで様子見するのでOKかと…
最後に apt-get update とは、パッケージのリストをサーバからダウンロードしておく命令です。このリストをカタログの様に眺め、欲しいパッケージを apt-get で注文するような形をとるので、updateして最新のものにしておく必要があるわけです。
aptにも色々ファミリーがいるので、今度その話も書きたいと思います。